■間近で見た報道陣の奮闘
また、現地練習初日のこの日は、長谷部茂利監督のお誕生日でした! ホテルの方も協力して用意してくださったケーキに、日本にいる方々も含めた報道陣で企画した長谷部監督の似顔絵クッキーを載せて、選手・監督・コーチの皆さんがお食事終わった頃に、みんなでサプライズをしました!
平田太圭龍シェフとふろん太がサウジアラビア現地のお誕生日曲(?)に合わせてノリノリで長谷部監督のところにケーキを持って行く姿が笑いを誘いました。長谷部監督はその特別ケーキを持って選手、ホテルの方々、ふろん太、スタッフと何枚も記念撮影。「こういうのはいいって言ってるのに~」「甘いものはね~ちょっとね」なんて言いながらも「照れ隠しですよ」とはにかむ姿は、普段なかなか見れない光景でした。
選手たちは毎日同じ時間にグラウンドでの練習を行い、来る準々決勝のアルサッド戦に向けて体が慣れるように調整していました。選手の練習の前にチームスタッフやコーチの皆さんが到着し、事前に入念な準備を行っていました。グラウンド練習は、決勝戦の前夜まで毎日ありました。毎日18時頃、日が傾き始めるころに練習が始まり、自主練習まで終えると時計はすでに20時半くらい。太陽が陰っても日によっては30度を超えている日も多かったです。決勝の地、キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムをバックに練習が行われましたが、時間的に他チームの試合中ということもあって、スタジアムからの歓声が大きく聞こえてくる瞬間も。夕日に照らされながらの練習も絵になりました。
報道陣の皆さんは、毎日練習の様子をカメラで撮影し、練習後に選手のコメントをサポーターのお届けできるよう毎日待機し、収録し、準備しているのでした。私達が写真や記事や放送で選手のコメントや練習の様子をすぐに見ることができるのは、このように、毎日何千枚も写真を撮り続け、それを精査し、編集し、コメントを書き起こす報道陣の方々の夜な夜なの奮闘があってのことなのだと間近で見て実感しました。