■3連勝と2連敗の「東海ダービー」

 上位戦線では、他にもドロー決着となりそうなカードがある。5位の清水エスパルスと19位の名古屋グランパスによる東海ダービーだ。

 清水は現在3連勝しているが、注意したいのは対戦相手の名古屋のリズムだ。

 資金力のある名古屋だが、どうにも勢いに乗れない。一方で、今季はある「波」があることに気づく。

 名古屋は早くも今季3度目の2連敗を喫している。気になるのは、過去2度の連敗だ。

 第3節と第9節から連敗しているのだが、3連敗としてトンネルに入り込むことはなかった。最初の連敗後はセレッソ大阪と引き分け、次の連敗後にはサンフレッチェ広島を下して勝点を手にしている。

 過去の対戦成績は名古屋の34勝13分32敗と、ほぼ五分の星。両チームの調子の波がぶつかり合って相殺され、名古屋は3連敗をまぬがれ、勝点を分け合うことになると予想する。

 J2でもドローが増えそうだ。

 3位のベガルタ仙台は勝利と引き分けを繰り返している。今節は19位のレノファ山口FCを迎え撃つが、ホームでは2戦連続で引き分け中。前節にジュビロ磐田を下した山口の力はあなどれず、勝点を分け合うことになると予想する。

 J1、J2とも他にも引き分けそうなカードが多く、ドロー頻発となりそうだ。

 今回のtotoの購入締切は5月3日で、ネット決済による公式サイトでの販売は12時50分(コンビニ決済は11時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

  1. 1
  2. 2
  3. 3