
今回のtotoはJ1第13節の8試合と、J2第12節の5試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■J1は「試合間隔の短い」連戦へ
ゴールデンウィークが始まった。J1は試合間隔の短い連戦へと突入する。
観客としては楽しいが、選手や監督にとっては大変な面も多い。選手たちの体には疲れが残り、監督は出場選手のやり繰りに頭を悩ませることになる。
こうした連戦では、試合が思わぬ結果に転ぶ可能性も生じてくる。今節は、下位のチームが上位を倒す雰囲気が漂っている。
まず気になるのは、サンフレッチェ広島とアルビレックス新潟の対戦だ。今季リーグ戦まだ1勝で降格県圏にいる新潟だが、強豪の広島を倒す可能性がある。
現在、両チームの間には8ポイントの差がある。だが、その差はここ数試合で少しずつだが縮まっている。広島が3連敗を喫する一方、新潟は2分1敗と少しずつながら勝点を重ねているからだ。
新潟は前節も今季2勝目を逃したが、首位浮上の可能性もあった柏レイソルと引き分けた。ゴールはPKによる1点のみだが、決まっていてもおかしくないシーンもつくり出していた。
対する広島は、ここ3試合で1得点のみ。消化試合数は1つ少ないものの、今季J1通算10得点と、同12ゴールを挙げている新潟の後塵を拝する状況だ。
この対戦は昨季2試合とも引き分けに終わっており、最後まで優勝を争って2位となった広島にとっても、簡単な相手ではなかったことがうかがえる。その相性、さらに現状を考えれば、新潟が今季2勝目を挙げる可能性は十分にあると考えられる。