■細谷、ゴメス投入で「決定機」も…
追いかける形となった柏は、最終ラインと両翼がピッチを広く使ってボールを安定して保持できるようになり、攻撃機会を増やしてゆく。しかし、新潟は中盤でボールホルダーへのプレッシャーをかけつつ、低い位置での数的優位を保って得点を許さない。
それでも攻撃を続けた柏は、32分についに新潟を崩すことに成功。ペナルティエリア内でパスがつながると、渡井理己のシュートが決まり、同点に追いついた。
後半は柏のハイプレスと新潟の守備がどちらも安定して続き、スコアが動かない。
柏は細谷真大と木下康介、新潟はダニーロ・ゴメスと笠井佳祐を投入し、互いに決定機も生まれたものの、1-1で幕を閉じた。
リーグ戦7戦負けなしとなった柏は4位に。その7試合が2勝5分であるように、あと1点が足りない試合が多くなっている。
最後に複数得点を記録したのは3月2日の浦和戦。試合内容は4位という順位が示す通り安定しているだけに、勢いづくきっかけとなるような試合が訪れるまで、辛抱強く戦い続けることが必要だろう。
■試合結果
柏レイソル 1-1 アルビレックス新潟
■得点
14分 小見洋太(新潟)
32分 渡井理己(柏)