
■昇格候補・札幌がまたも序盤に失点
【J2リーグ第9節 4月12日 14時03分キックオフ 水戸 3ー1 札幌 ケーズデンキスタジアム水戸】
J1昇格候補の一角が、早くも追い詰められている。
J2リーグ第9節が4月12、13日に開催され、12日、北海道コンサドーレ札幌は水戸ホーリーホックとアウェイで対戦した。
岩政大樹監督を迎えて1年でのJ1復帰を目ざす札幌は、ここまで3勝5敗の勝点9で16位に位置している。一方の水戸は、2勝3分3敗の勝点9で15位だ。
試合は早々に動く。キックオフからわずか4分にして、札幌はビハインドを背負う。
自陣左サイドの相手スローインから、ペナルティエリア内左へ侵入され、水戸FW奥田晃也にニア上をぶち抜かれた。奥田のフィニッシュも、彼にボールをつなげたMF山本隼大の仕掛けも素晴らしかったが、ここで触れるべきは失点の時間帯だ。
4節のジェフユナイテッド千葉戦で、札幌は11分に先制を喫した。試合は1対3で敗れた。
6節の愛媛FC戦でも、開始9分に失点した。2対1で逆転勝ちしたものの、試合運びに課題を残した。
翌7節のヴァンフォーレ甲府戦でも、7分に先行を許した。そのまま0対1で押し切られた。
そしてこの日も、開始4分に失点である。ここまでCBで6試合に出場しているDF家泉怜依がスタメンから外れていたものの、チームとしての注意不足、集中力不足を指摘されてもしかたがない。繰り返された開始早々の失点は、この試合の結果に影響をもたらしたひとつ目のポイントにあげられる。