■トライしてみたい原大智
原大智もFC東京のアカデミー時代からスケールの大きさは誰もが認めていた。その後、クロアチア、スペイン、ベルギーを渡り歩き、2023年夏に京都入り。チョウ・キジェ監督の下でハードワークや献身性を叩き込まれ、今のチームに不可欠なFWになっている。彼の場合、長身ではあるが生粋の1トップタイプではないため、サイドがメイン。ラファエル・エリアスと組むことで自分のよさを引き出している。それと同じようなプレーを代表でできるかどうかは分からないが、トライしてみたい選手なのは確かだ。
それ以外にも、2024年J1で2桁ゴールをマークした木村勇大(東京V)、鈴木章斗とコンビを組む福田翔生(湘南)、リカルド・ロドリゲス監督との再会で躍動している垣田裕暉(柏)など興味深い選手もいるが、今はこの3人を推したい。
まだE-1が3か月近く先ということで、FWに関してはまだまだ流動的な部分もある。ここからゴールを量産するアタッカーが出現し、森保監督の頭をさらに悩ませるようになれば理想的だ。今後の動向を慎重に注視していきたいものである。
(取材・文/元川悦子)
(後編へつづく)