■「まさに鉄壁」CBコンビ欠場の備え
もちろん、鹿島にも解決すべき課題は多いだろう。
たとえば、第7節までの13得点のうちレオ・セアラが6ゴール、鈴木優磨が3ゴールと得点者が偏っている点。鹿島にはチャヴリッチや徳田誉、田川亨介、さらに荒木遼太郎など期待すべきアタッカーは多い。これから、そうした選手たちを組み込んだ攻撃のパターンを増やす必要もあるだろう。
また、植田と関川のCBコンビはまさに鉄壁だが、2人が欠場した場合のことも考える必要があるかもしれない。
ただ、選手層は厚さを増している。このところ、セントラルMFは柴崎岳と樋口で組むことが多かったが、神戸戦は柴崎はベンチで、22歳の舩橋が先発して樋口と組んだ。ミドルレンジのパスで組み立てる柴崎と違って、樋口と舩橋は自らがドリブルで運んでゲームを組み立てるという特徴を出していた。
また、神戸戦では1対0でリードした79分に三竿健斗が今シーズン初出場を果たし、ゲームをクローズさせる役割を果たした。昨シーズン、ボランチに転向した知念慶もいるし、小池もMFでプレーできるので、MF陣は相当な選手層ということになる。
第7節で首位を走っている鹿島。たまたまスタートダッシュに成功したというよりも、新しい指揮官の下で、新しい方向に向かって回り道せずに進んでいるように見える。
ACLと並行して戦うハンディキャップから開放された昨年の覇者のヴィッセル神戸、昨年準優勝のサンフレッチェ広島もこれから巻き返してくることだろうが、鹿島が優勝候補の一角にいることは間違いない。