■当てはまらない「方程式」

 ビッグクラブの名古屋が最下位に沈むのは謎だが、さらなる謎が今節の名古屋に降りかかることになる。

 サッカーのみならず、ホームチームが有利になるのはスポーツ界の常だが、名古屋もその例に漏れない。11位と振るわなかった昨季であっても、ホームでは8勝3分8敗と五分の星を稼いでいた。一昨年においては、8勝9分0敗。6勝1分10敗と大きく負け越したアウェイゲームを大きく補填して、チームの6位躍進につなげた。

 今節はその心強いホームで戦うのだが、一筋縄ではいきそうもない。名古屋のホームの方程式が当てはまらない相手なのだ。

 豊田スタジアムに迎えるのは、J1に戻ってきた横浜FC。通算では7勝3分3敗と、得意にしている相手だ。

 だが、横浜FCとの間には、奇妙な相性が存在する。得意であるはずのホームで、2勝3分1敗と苦しんでいるのだ。

 この「謎数字」とも言うべき数値、中でも引き分けが多いことも見逃せない。苦しむビッグクラブと、J1に戻ったばかりの13位の対戦は、ドロー決着が妥当だろう。

 後編では、アクシデント続出の優勝候補サンフレッチェ広島の次戦と、多摩川クラシコの行方をズバリ予想する。

(2)へ続く
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