■上田綺世と小川航基が主軸に
その上田とともに最終予選をけん引した小川航基(NECナイメンヘン)もキーマンたりえる人材。今回はケガで招集外になったが、森保監督も頼りにしているのは間違いない。彼のストロングはヘディングでの競り合いの強さとここ一番で決め切れる力。「自分が一番点を取れると思っている」と彼自身もしばしば口にしているが、その部分は明らかに傑出したものがある。
何らかのアクシデントが起きない限り、彼ら2枚がこの先も日本の主軸FWと位置づけられていくのは確実だろう。そこで1つ気になるのが、本当に世界の強豪国相手にゴールを取れるのかという点だ。上田に関しては、すでに2023年9月のドイツ戦(ヴォルフスブルク)などで結果を残しているし、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)でもベンフィカやバイエルン・ミュンヘンからゴールを奪っているからある程度の計算は立つが、小川の方は未知数なところが少なくない。
そういう観点でいえば、欧州CL経験のある前田の方が大舞台では使える人材かもしれない。今回のサウジ戦では3つのビッグチャンスを決め切れず、不完全燃焼に終わったが、あの走力とスピード、前線からのハードワークと守備の献身性は世界を見渡しても特筆すべきものがある。今の代表では左WB、シャドウなどとの兼務もあって、本人も最前線の仕事に集中しきれない部分はあるが、最終的には1トップの一角に入った方が代表にとってはメリットが大きそうだ。