【初招集から6年がかりで真の看板へ。久保建英の成長と今後のシャドウの行方(2)】南野拓実主軸体制から、鎌田大地、久保も加えた3人の併用へ。シャドウのバリエーションの今後は?の画像
バーレーン代表戦でゴールを決めて喜ぶサッカー日本代表の久保建英と鎌田大地 撮影:中地拓也

 2026年北中米W杯出場決定試合で、久保建英(レアル・ソシエダ)が1ゴール1アシストという結果を残し、日本代表攻撃陣のスターの1人になったことは非常に喜ばしいこと。ここまでは南野拓実モナコ)や三笘薫(ブライトン)や鎌田大地(クリスタルパレス)の方が代表での序列が上だったが、ここからは彼らと横一線で本大会に向かっていけるはず。久保本人も非常に前向きなマインドで1年3か月後の2度目の大舞台に突き進んでいくことになるだろう。

 そこで気になるのが、シャドウの今後。ご存じの通り、今回の最終予選では、南野がここまで全7試合に先発。軸を担う中、久保が9月の中国戦(埼玉)、10月のオーストラリア戦(埼玉)、11月の中国戦(厦門)と今回のバーレーン戦(埼玉)の4試合でスタメン出場して相棒役を務め、残る3試合を鎌田がプレーしてきた。
 久保本人も「鎌田選手とはあまり一緒にプレーしたことがない」と話していたが、森保一監督は攻守両面でチームに貢献でき、全体をうまく動かせる南野が必要不可欠だと考えたからこそ、そういった起用を推し進めてきたのだろう。

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