【鹿島が6戦、首位。光った鬼木采配と次なる課題とは(2)】「プレスがハマらなかった」と樋口が言えば、「ボールを受けたがらない選手が多かった」と鈴木優磨も苦言。浦和戦の課題をどうつなげるかの画像
鹿島アントラーズ 撮影:中地拓也

 3月16日の浦和レッズ戦を1-1で引き分け、勝ち点13で暫定首位をキープした鹿島アントラーズ。ただ、昨季最終節まで優勝争いを演じた町田ゼルビア、AFCチャンピオンズリーグACL)2のために1試合消化の少ないサンフレッチェ広島などが着実に追走しており、まだまだ予断を許さない状況と言っていい。

 実際、浦和戦を見る限りだと、今の鹿島が盤石の強さを誇っているとは言い切れないものがある。立ち上がりから相手の圧を受けて攻め込まれ、数多くのチャンスを作られたのは事実。前半アディショナルタイムの松本泰志のゴールの場面も全ての局面で球際や競り合いに負けていた。
「守備のところでなかなかプレスがハマらなかったし、セカンドボールをほぼほぼ相手に拾われてしまった。相手の1トップ(チアゴ・サンタナ)に対してボランチの位置が低かったのが問題点だったと思います。
 攻撃のビルドアップももっと積極的にやる必要があった。前半は特に消極的だった。ボランチがもっと受けないといけなかったけど、タイミングよく受けることができず、リズムをつかめない展開になってしまった」と中盤の軸を担う樋口雄太も反省しきりだった。

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