■若手の成長が不可欠
それを回避するためにも、舩橋のような若手の成長は不可欠だし、ボランチに入れる人材を増やす試みも求められてくる。長期離脱中の三竿健斗の復帰も待たれるところだが、2月15日の開幕・湘南ベルマーレ戦以降、出番のない荒木遼太郎をその位置でトライするのも一案かもしれない。代表ウイークの中断期間である20日にはYBCルヴァンカップ・栃木シティ戦もある。そこで指揮官がどのようなチャレンジをするのかが非常に興味深いところだ。
「(浦和戦は)なかなかボールを動かして相手を崩せなかったってのがある。ちょっと外回しになってる部分が多かった。1個、中入るだけで、非常にチャンスになるシーンが沢山あったので、そこにいかにチャレンジしていけるかと思います。
そのためにはまだまだ技術の向上も必要ですし、1人1人のレベルアップも必要。それをうまく使い分けれれば、止まらないチームになると思う。また一つ、課題が出たので、みんなで見直して、次に向かっていければいいなと思います」
鈴木優磨が言うように、今の鹿島はまだまだ成長が必須。”チャレンジャー”であることを忘れてはいけない。
(取材・文/元川悦子)