【開幕4戦未勝利で19位。今、浦和レッズは何をすべきか(2)】「個のクオリティは高いけど、1人1人になってしまっている」と対戦相手の犬飼も指摘。渡邉凌磨復帰予定の岡山戦で浮上できるか?の画像
浦和レッズの攻撃は単発なものに終始した。写真は松尾佑介 撮影:中地拓也
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 マチェイ・スコルジャ監督が今季からチャレンジしているハイプレスでボールを奪って点を取るサッカーの形がなかなか見えてこない浦和レッズ。まだ4試合と言っても、首位グループの柏レイソル湘南ベルマーレサンフレッチェ広島とは8ポイントも開いてしまっている。

「現実は受け止めないといけないですし、焦らないといけないと思ってるので。次のホームゲームでやれるのはすごいポジティブだと思ってるし、落ち込んでてもしょうがないので切り替えて、次の試合は違った姿を見せたいなと思います」とキャプテン・関根貴大も気丈にコメントしていたが、ここでギアを上げない限り、19年ぶりのJ1タイトル奪還は遠のく一方になってしまいかねない。
 今季はマテウス・サヴィオ金子拓郎松本泰志といった実績ある攻撃タレントを集めているものの、攻めの迫力を出し切れていない。ここまでのゴールはエースFWチアゴ・サンタナの2ゴールだけ。サヴィオは数多くボールを触り、チャンスメークに関与しているが、孤立している印象は否めない。
「浦和は個のクオリティはすごく高いと思いますけど、どうしても1人1人になっちゃってるっていうのは見てて思うので、チームとして少し決まりごとだったりとか、そういうのが必要なのかなと思います」と昨季までサヴィオと共闘していた柏のキャプテン・犬飼智也も本音を吐露していた。かつて浦和でプレーしていた選手の指摘は的を得ているのではないか。

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