【5連勝のJ1広島。リーグ優勝に向けて見せた昨季との違い(1)】「去年だったら引き分けで終わっていた…」と選手も振り返る難試合で勝ち切る強さ。連戦を練度に、ジャーメイン良&田中聡がフィットの画像
横浜F・マリノス戦で喜ぶサンフレッチェ広島のジャーメイン良、川辺駿ら 撮影:中地拓也
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 今季のJ1リーグ優勝を目標とするサンフレッチェ広島。2月8日のFUJIFILM SUPER CUP・ヴィッセル神戸戦から2月23日のJ1リーグ第2節・横浜F・マリノス戦まで、すでに5試合を戦っており、全勝を誇っている。

 その内訳は、先述したスーパーカップ1試合、ACLE2試合、そしてJ1リーグ2試合というもので、得点数を「12」としながらも失点数はわずかに「1」。4試合で完封を見せる鉄壁さを堅持している。
 しかも、相手も難敵ばかりだった。ケガ人が続出していたとはいえ初戦の神戸は昨季J1王者。そして、リーグ戦では町田ゼルビアと横浜F・マリノスを相手にしており、前者は昨季のJ1・3位チームで後者は監督交代をして王者奪還を目指すチームだ。
 ホーム開幕戦の横浜FM戦は過密日程の5試合目とあって、選手の中にも疲労があった様子。広島らしく相手のいやがる攻撃を連続で見せた場面もあったものの、ペースダウンして膠着した時間帯もあれば、終盤に押し込まれて決定的なチャンスも与えてしまった。それでも、PKからの1点をしっかり守り切って勝ち切る強さを見せている。

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