■パス回しのパターンを試せる「絶好機」

 だが、韓国のプレッシャーが想定より弱かったため、日本チームにとってはさまざまなパス回しのパターンを試せる絶好の機会になったともいえる。

 年代別代表は(フル代表でも同じだが)なかなか全員がそろった形での合同トレーニングができない。それを補うのがグループリーグの3試合ということになる。

 日本は68分に石井久継に替えて井上愛簾を投入。井上を神田奏真と並べて2トップとして、トップ下にいた佐藤龍之介を左サイドに回した。すると、その後は佐藤によるサイドアタックが効果的で、何度も決定的なクロスが上がった。ここで決めておきたかった。

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