
2月26日、川崎フロンターレはJ1第3節としてアビスパ福岡と対戦した。この試合で注目されたのが選手起用だった。
早くも実現した、長谷部茂利監督が昨年までの4年間指揮を執った古巣との一戦。その関係性というだけでも注目されていたが、同時に、過密日程の中でどのような選手起用をするのかも視線を集めていた。というのも、長谷部監督は連戦の際に戸惑うことなく大幅な選手の入れ替えを実施してきた。
それについて指揮官に筆者がかつて聞いた中で、「短い試合間隔の時は、どれだけうまい選手でも、どれだけ強い選手でも力が落ちるので、力が出せなくなる。だから、力が出せる選手の方がいい状態という判断です。(フレッシュな選手の方が)いいプレーをできるんじゃないかなと思います」という答えが返ってきており、だからこそ、勝つためにコンディションを重視することを説明していた。
実際、川崎は2月18日のACLEセントラルコースト・マリナーズ戦では直近のJ1・名古屋グランパス戦から10人を入れ替えた先発布陣を組む。さらに直後の柏レイソル戦では8人を入れ替えていたため、その流れから言えば福岡戦は大きく入れ替える可能性があった。