■福岡戦は最小限の入れ替えに
ところが、福岡戦での先発メンバーは、柏戦から2人を入れ替えた最小限の変更に。ここまでの流れを大きく変える布陣となった。
試合後にその考え方を指揮官に聞いてみた。コンディションが良かったという判断なのか、あるいは福岡戦を意識してのことなのか。すると、以下のような答えが返ってきた。
「もちろん対戦相手は考えていますが、試合と試合の間が3日間あったので(選手のコンディションの)回復は可能だと思いました。練習も見て、十分に行けるなと。中3日という流れは今季になって3回目か4回目です。もちろん、(過密日程を)想定してプレシーズンのときにそういうスケジュールで練習試合を組んだりもしています。なので、選手たちも少し慣れてきて、アジャストできる体になってきているのではないかと。準備してきたことが浸透してきたと思っています」
川崎はもともと過密日程を戦ってきたチームであり、海外での試合もあれば中2日での連戦もあることで選手個々のコンディション調整は他のクラブよりも慣れている部分もある。長谷部監督も、実際に指揮を執る中でそれを実感した部分もあるのかもしれない。