「見直しが必要」なJ1残留争い、「交代もうまい」新潟監督、「評価が低すぎる」岡山GK、「鹿島に勝った」湘南、「再起」期待の横浜FC鈴木武蔵【2025Jリーグ「開幕」の激論】(3)の画像
J1初昇格のファジアーノ岡山が、J1初陣を白星で飾った! 撮影/原壮史(Sony α‐1使用)

 2025年のJリーグが開幕した! オフの間も、新チームの姿を想像する楽しい時間ではあるが、開幕戦を戦ったことで新チームの姿も、おぼろげながら見えてきた。今年は、どんなシーズンになるのか、また、優勝や降格、サプライズを起こすクラブはどこか? ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が、新情報なども踏まえて、徹底的に語り尽くす!

■「非常に良かった」新潟のサッカー

――横浜F・マリノスと対戦したアルビレックス新潟は監督交代などがありましたが、どんな印象でしたか。

大住「いろいろな人の開幕前の順位予想を見ると、アルビレックスは戦力が足りず、樹森大介新監督にもトップチームでの監督経験がないことからか、降格候補に挙がることが多かった。僕も同じように考えていたんだけど、非常に良かったよ。去年からやってきた、前線からボールを取りにいくサッカー、攻撃ではどんどんボールをつないで、さらに人が前に出ていくサッカーを、主要な選手が2人も3人も抜けたけど、高いレベルで実践していた。樹森監督はユース年代のチームで監督経験が多かったらしく、交代も非常にうまくやっていた。だから意外にやるなという感じだった。ただし、戦力が十分ではないのは間違いないから、チャンスがあっても点を取り切れない試合が出てきそう。勝ち切れずに勝点を伸ばせなくて苦しむかもしれないけど、昨シーズンと比べて極端にチーム力が落ちたかというと、それほどでもないという感じでした」

後藤「去年も良いサッカーをしているのに、なかなか結果に結びつかないなという感じだったもんね」

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