■得点者数は8人で合計10得点
長谷部監督は今季、チームを率いるに当たってJ1リーグ戦の失点は昨年より20少なくすることを目標とし、同じくJ1リーグ戦での得点は昨季以上を掲げている。ここまで3試合での合計得点は10で、失点はゼロ。ACLE2試合とJ1リーグ戦1試合の合計3試合なので変則ではあるが、数字だけ比較すれば目標を大きくクリアするペースと言える。
10得点のうち前半に奪ったのは2点で、残り8点は後半に奪ったもの。前半は手堅く戦い、先制してから相手が前に出てくる中で、さらにそこを突いていることが分かる。
また、得点者数は8人で複数得点を決めているのは山田新とエリソンでそれぞれ2得点を記録している。
川崎での選手起用について長谷部監督に筆者が聞くと「勝つためにメンバーを選ぶ」ことと「コンディション」を重要視すると説明。
改めて17日の会見で選手起用について聞けば、以下のように答えていた。
「(浦項戦から中3日の名古屋戦から)中2日で試合を迎えることで大事なのはコンディションです。コンディションが良いことと、勝つために何が必要なのかをコーチと、選手と練習を見て、状況を見て11人を選ぶつもりです。また、途中から入る選手たちがベンチに入ります。
コンディションと言っても、体だけではなくて心も大事ですし、目つき・顔つきも大事ですし、周りとのつながりも大事です。多くの要素がありますが、一言で言えば勝つ確率を上げるために“勝ちたい”という意思の強い選手を並べたいと思います」
(取材・文/中地拓也)