
2月15日の湘南ベルマーレ戦に向け、鬼木達監督が抜擢するスタメン攻撃陣がある程度、固まった見られる鹿島アントラーズ。あとは中盤より後ろをどうしていくかが気になるところだ。
2月11日の公開練習を見る限りだと、三竿健斗がトレーニングを欠席しており、彼の先発はないだろう。となれば、やはりボランチはキャプテン・柴崎岳と昨季ベストイレブンの知念慶の2人が確実だ。
類まれな攻撃センスを持つ柴崎、2024年デュエル王の知念というコンビはバランス的に悪くない。ただ、2月1日の水戸ホーリーホック戦では2人の距離感が遠く、知念がボールを持ってパスコースを探しているうちに奪われ、カウンターを受けるようなピンチもあった。
湘南というのは、そういう戦い方を研ぎ澄ませてくるチーム。ボランチのところで停滞してしまうと、餌食にならないとも限らない。あれから2週間のトレーニングを経て、彼らは立ち位置や距離感の修正を図り、ハイプレスに行く時と引いて守る時のメリハリもつけられるようになってきたはず。そのあたりの成果をしっかりと発揮し、J1最強ボランチ陣の凄みを見せつけること。まずはそれを期待したいところだ。