【長谷部茂利監督率いる25年の川崎。勇者が選びしシステムとメンバーとは(2)】注目されるACLEでの選手起用はどうなるか。福岡時代は過密日程時に大幅な入れ替えを実施の画像
川崎フロンターレの選手と長谷部茂利監督 撮影:中地拓也
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 昨年までの8年間を鬼木達監督の下で過ごした川崎フロンターレは、今季、大きく変わろうとしている。古巣に戻りし勇者・長谷部茂利監督はどのようなシステムとメンバーで挑むのか、考察する。なお、戦術やメンバーについての詳細に触れていない点はご容赦いただきたい。

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 川崎フロンターレの今季の最初の公式戦は2月11日のACLEのMD7・浦項スティーラーズ戦となる。昨年同様ではあるが、Jリーグ開幕よりも前にまずは海外アウェイでのゲームに挑む。
 今季から指揮を執る長谷部茂利監督は、アビスパ福岡時代にコンディションや試合間隔を考慮して直近の試合と大きく選手を入れ替えて試合に挑んだことも多い。そのため、川崎を率いる今季の序盤はその起用法に注目が集まる。
 というのも、チームは11日の浦項戦を終えると、15日の名古屋グランパス戦、中2日で迎える18日のACLE・セントラルコースト・マリナーズ戦、中3日での22日のアウェイ・柏レイソル戦、さらに中3日での26日のアウェイ・アビスパ福岡戦、中2日での3月1日の京都サンガF.C.戦という過密日程を迎えるからだ。
 2月6日に長谷部監督に過密日程での選手選考の考え方を聞けば、「コンディションの良い選手が試合に出るべきだし、試合に勝てそうな選手が試合に出るべき」と明かしている。

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