■ベルギー1部から高嶺が「男気復帰」
補強の目玉は高嶺朋樹だ。アカデミー育ちで筑波大学を経てトップチームデビューを飾ったボランチが、22年シーズン以来の“男気復帰”を果たした。23年から24年7月まで柏レイソルでプレーし、昨シーズンはベルギー1部のコルトレイクに在籍した27歳は、デュエルに強くボールを回収能力が高い。レンジの異なるパスを駆使してゲームを展開し、ドリブルで自ら持ち出すこともできる。中盤の軸として機能していくだろう。
岩政監督からは、キャプテンに指名された。本人も「チームに戻ってきたときから、引っ張っていこうと思っていた。今年の目標であるJ1昇格へ向けてチーム一丸となって、サポーターのみなさんと一緒に達成したい」と強い決意を口にしている。
そのほかの新加入選手では、FW中島大嘉が期限付き移籍から復帰した。昨年はJ2の藤枝MYFCと水戸ホーリーホックでプレーしており、藤枝では6試合無得点に終わったものの、水戸では13試合4ゴールの数字を残した。188センチのサイズを持つ「大器」も、プロ5年目を迎えている。プロ1年目から3年目まで着けた「45」を再び背負い、飛躍のシーズンとすることができるか。