■機能しなかった「前線の4人」
もっとも、トップ下でうまくプレーできなかったのは荒木一人の責任ではない。
この日の鹿島は、2トップに鈴木優磨とレオ・セアラ。右に荒木、左に田川亨介という並びだったが、4人ともうまく機能しなかった。
レオ・セアラは昨シーズン、セレッソ大阪で21ゴールを決めて、得点ランキング2位に入った選手で、今シーズンもチームの得点源として期待されるが、前線でのコンビネーションが悪く、水戸との試合ではほとんどインパクトを残せなかった。
鈴木も相変わらず運動量が多く、トップのポジションから下がってパスを受けてからの大きな展開で好パスを通していたが、トップの位置では十分には仕事ができなかった。