■手薄な状況が続くSB
センターバック(CB)は昨季終盤同様にマリウス・ホイブラーテンと井上黎生人が軸。新加入のブラジル人DFダニーロ・ボサと大卒新人の根本健太がいつ使える状態になるのかが気になるところ。
特に184センチの高さと強さを兼ね備えたダニーロ・ボサの一挙手一投足はチームに関わる全ての人の関心事に他ならない。
労働ビザが取得でき次第、すぐに合流し、実戦経験を積み重ねていくことになるようだが、彼がアレクサンダー・ショルツ(アル・ワクラ)に匹敵するレベルのパフォーマンスを発揮してくれればベスト。クラブW杯を視野に入れても、世界基準のプレーが必要。新助っ人がいち早くフィットすることを願うしかない。
サイドバック(SB)の方は大畑歩夢(ルーヴェン)の移籍もあって、やはり手薄な状況が続いている。左SBは欧州から戻ってきた荻原拓也と長沼洋一を臨機応変に使い分けたいところだが、開幕までの2週間で2人が揃ってトップの状態になるかどうかは未知数。しばらくは長沼が軸を担うことになるのかもしれない。右SBは関根貴大と石原広教を使い分けていく形になるだろう。