■ポスト直撃の惜しいシュートも
3本目は、2本目の終了時から6人を入れ替えて挑んでおり、FWからGKまでの全ポジションにフレッシュな選手が入った。なお、18分にはさらに3選手の交代が行われている。
この3本目の23分にはポスト直撃の惜しいシュート、さらにその流れからのボランチの決定的なシュートが放たれたが、ゴールにはならなかった。
そして26分に失点。中央を割られて、1対1を冷静に決められたものだった。3本目は0-1で終わっている。
4本目は複数の練習生も交えてのものとなり、スコアレスで終了。結果、1本目は0-1、2本目は0-0、3本目は0-1、4本目は0-0となった。
多くの選手をピッチに送り出したのはコンディション調整のため、そして、フラットな競争を促すためと思われ、新卒選手にも長めの時間が与えられた。
また、印象的だったのは昨年までとは違ったポジションで起用している選手が多かったこと。長谷部茂利監督にとって新たなチーム作りをするために、そして、序盤の過密日程を睨んでのものか、改めて選手の特徴を見極めようとしているようだった。
選手からは「初めてだった」との声も聞かれ、新たな刺激も入れつつ、そして、さまざまな可能性を見据えながらのチーム作りが進められている。
(取材・文/中地拓也)