■サッカー関連のイベントは「年10数回」
ところで、東京に新しく建設された国立競技場。総工費1500億円を投じて造られたのですが、はたして十分に活用されていると言えるでしょうか?
Jリーグは昨年から「THE国立DAY」と称して試合を開催し、毎回、満員に近い観客が入場。その他、天皇杯やルヴァンカップ、全国高校選手権大会の決勝でも国立は満員になります。
しかし、そんなサッカー観連のイベントは年に10数回。ラグビーなどを含めても、「満員」は20回ほどです。陸上競技の大会で満員になることはありません。今年の9月には陸上の世界選手権が行われ、おそらく連日満員となるでしょうが、世界陸上は数十年に1回のイベントです。
やはり、東京オリンピック後の「後利用」のことを考えずに建設されたため、約1500億円は無駄になってしまったのだと思います。
そういえば、大阪市の夢洲(ゆめしま)という所にも巨大な木造の「リング」なるものが造られていますが、僕はあれを見るたびに「ストラホフ・スタジアム」のことを思い出すのです。