■直径30センチ以上の大皿に「山盛り」
沈さんが運転する軽自動車に乗って、南山を越えて漢江近くのウナギ屋に行きました。立派な料亭風の建物で、木々に囲まれ、落ち着いた雰囲気でした。
出てきたのは、タレをつけて焼いたウナギ。つまり、日本のかば焼きと同じでした。
ただし、違うのはその量です。日本では、うな丼にしても、うな重にしてもウナギのかば焼きはごはんの上に乗せられて提供されます。酒を飲むときには、皿の上にかば焼きや白焼きが1尾分(あるいは一切れ)乗って出てきます。
しかし、韓国のかば焼きは大きな皿の上に山盛りになっていたのです。いや、本当に大きな直径30センチ以上の大皿でした。それを、ソジュを飲みながらパクパクと食べていくわけです。ウナギといえば、相当に脂ののった魚です。2人がかりでようやく皿の上のウナギのかば焼きを平らげました。