大橋祐紀が代表で学んでいること

 その小川は、「僕の強みとしてヘディングがあるんですけど、引いてくる時間帯は絶対に出てくると思うし、そこで何が有効かと言ったらクロスだと思う。その中で自分がボックスの中で何ができるかが大きな鍵になってくる」と自身の長所がアジアを相手に戦ううえで武器になると説明。
 加えて、「素晴らしいパフォーマンスができる選手がたくさん揃っている中で、僕は前線で体を張ってキープして、そういった選手に前向きでいい形でプレーさせてあげるのが本当に大事」と、得点だけでなく、2シャドウをどうやって生かすかという部分でもイメージを膨らませていた。
 結果と内容の両面を加味して、上田と小川が現時点での森保ジャパンにおける軸と言えるだろう。
 上田が欠場したインドネシア戦で他に招集されていたFWは大橋祐紀(ブラックバーン)と古橋亨梧セルティック)。大橋はこれが2度目の代表選出で、10月シリーズのサウジアラビア戦ではベンチ入りしたものの、実際にピッチに立つことはできなかった。
 ただし、初めての召集で「学んだことがすごく多くて、この間の期間、自分のパフォーマンスは前回来たときよりも全然上がってると思いますし、できることも増えて内容も良くなってる」と充実感を口にしていた。
 そんな中でインドネシア戦の後半33分からデビューすることとなったが、ゴール前でのチャンスも得ながら無得点。「(コーチの)前田遼一さんからフォワードの動き方やいろんな話を聞いて、試合でトライして良くなってるっていう実感があります」と話していただけに、今後の躍動に期待するしかない。

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