■上田綺世が軸になる中で台頭した小川航基
ここまでの森保ジャパンにおいて軸となってきたのは上田綺世。22/23シーズンにベルギーリーグで22得点を記録すると、23/24シーズンからオランダの名門・フェイエノールトでプレーしている。
その名門チームでは出場機会が限られてはいたが、その万能型にしてどこからでも狙えるザ・ストライカーは日本代表の最前線の中心に。第2次森保ジャパンの初陣であるウルグアイ代表戦で出場すると、18試合に出場して14ゴール。ミャンマー戦(23年11月16日)でのハットトリック、アウェイ・ドイツ戦(23年9月9日)での得点、最終予選初めてのアウェイゲームであるバーレーン戦(24年9月10日)での先制ゴールを含む2得点など、要所で結果を残してきた。
その上田が最終予選で先発の座を掴んでいたが、チームでの負傷により11月シリーズを欠場。誰が代わりに先発入りするか注目された11月15日のアウェイ・インドネシア戦で、そのチャンスを手にしたのが小川航基(NECナイメヘン)。先発メンバーに名を連ねると、先制点を演出。スコア上はオウンゴールとなったが、その嗅覚が相手の混乱を招いた。
さらに続くアウェイ・中国戦でも先発すると、今度は自身の頭に合わせての先制点をゲット。さらに追加点を決めて、2ゴールと結果を残した。
もともと、24年9月のアウェイ・バーレーン戦、同10月のアウェイ・サウジアラビア戦でもゴールを決めており、その得点力を見せていた中でチャンスを掴んで見せた。