■E-1での抜擢にも期待

 一番難しいのは5度目のW杯を目指す長友佑都(FC東京)の取捨になるが、チームに対する影響力の大きさは大前提で、本大会となると戦力としての評価がカギになるだろう。
 またMFの話にも関わってくるところではあるが、アジアでの戦いが続く現在と違い、いざ世界が相手となった時に、サイドバックを本職とする選手たちの復権は考えられる。そうなると関根、菅原、橋岡あたりにはチャンスが増えることになるが、毎熊晟矢(AZ)の復帰も期待できる。
 来年、Eー1選手権があることでチャンスが到来するであろう国内組では望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)に加えて中野就斗(サンフレッチェ広島)あたりがチャンスを掴むことになるか。
(取材・文/河治良幸)
(後編へつづく)

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