J2のベガルタ仙台が、来季に向けた新戦力の獲得を発表した。SNSで公開された見た目と経歴に、ファンの期待が早くも高まっている。
2024年は、仙台にとって悔しいシーズンとなった。J1昇格プレーオフに臨み、決勝まで進出したが、ファジアーノ岡山に敗れて4年ぶりのJ1昇格をあと一歩で逃してしまったのだ。
一方で、希望も見えている。最終節で進出ラインの6位に浮上してプレーオフに出場した格好だったが、勝利数と得点数では岡山を上回っていた。また、4位のモンテディオ山形とも勝点2差と、今季から指揮を執る森山佳郎監督の下、手応えを感じられる1年でもあったのだ。
クラブはプレーオフが始まる前に、早くも森山監督の来季続投を発表していた。さらに戦力の補強についても、準備を進めている。
12月23日には、ファンの期待を高める発表があった。2025年をともに戦う新外国籍選手の獲得がアナウンスされたのだ。
完全移籍で加入することが決定したのは、ブラジル人FWグスタボだ。28歳で、これまではオーストリアのSCラインドルフ・アルタッハでプレーしていた。
心強いのは、すでにJリーグを経験していることだ。2014年からの3シーズンは名古屋グランパスでJ1を戦い、2017年にはロアッソ熊本でJ2リーグ戦29試合で5得点という記録を残している。
さらに期待を高めるのは、その風貌だ。クラブの発表によると、身長177cm・体重77kgだが、発達した腿や腕、胸筋は、それ以上のサイズ感を漂わせている。日本でプレーした頃の写真と比べても一回り大きくなったような印象で、母国以外にもベトナムやギリシャ、オーストリアと渡り歩いてたくましさを増したのかもしれない。