12月8日、J1リーグ最終節が行われ、川崎フロンターレとアビスパ福岡が対戦した。この試合の前後で、両監督が交流を深めていた。
今季限りでの退任が発表されている鬼木達監督と、長谷部茂利監督。前者は8年、後者は4年間、それぞれのチームを率いてきた。来季はそれぞれ別の道を歩むことが決定している立場での対戦となったが、両氏は旧知の仲。鬼木監督はこれまで何度も「仲がいい」と語った相手である。
それだけに、長谷部監督が試合前に鬼木監督の元へとまずは足を運ぶ。しかし、鬼木監督はロッカールームから出てくるタイミングが遅かったため、長谷部監督は空振りに。それでもそのまま出てくるのを待ち続けて、握手をしている。鬼木監督も長谷部監督の姿を見つけるや笑顔で手を伸ばしていた。
通常、両チームの指揮官の挨拶は試合前に行われており、これもその例外ではなかった。
しかし、この試合では終了のホイッスルが鳴ったあとにも交流が。鬼木監督が自チームの選手やスタッフと勝利を共有すると、相手ベンチへと足を運んでハグをしたのだ。さらにそのまま、福岡のスタッフ陣ともハイタッチをしていた。