【森山監督が話す、J1昇格と同列でベガルタ仙台が目指すもの(1)】岡山戦後の質問で突如、気にかけた「スタジアムに入れず外から応援した100人のサポーター」。「チケット問題をどうにかしてほしい」の画像
ファジアーノ岡山戦でのベガルタ仙台の森山佳郎監督 撮影:中地拓也
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 森山佳郎監督にとって最初のシーズンが終わった。12月7日にシティライトスタジアムで開催されたJ1昇格プレーオフ決勝・ファジアーノ岡山戦は0-2で完敗。悔しい思いの中で、監督1年目を終えたことになる。

 それでも、試合後のサポーターへの挨拶時には目を赤くしていた表情も、記者会見時にはどこかスッキリとしていた。
 会見の冒頭、総括を求められると、「たどり着けるところはJ1昇格プレーオフで、1戦目(V・ファーレン長崎戦)は本当に爆発力で勝てたんだけど、やっぱりJ1に上がるまでの力は足りなかったかな。このまま上がってもおそらくまだまだ地力がない中、当然J2・6位なので、そのまま上がっても厳しかったと思いますし、もう1回しっかり地力をつけて、J1で残っていけるようなチームをもう1回作っていきたい」と、この日、突きつけられた現状をしっかりと受け止めていた。
 そんな監督に聞いたのは、選手に呼びかけたことだ。負けを受け止めつつも、戻るべき場所に戻るために、もう一度はい上がるために、悔しさを一番感じるこの瞬間にどんなメッセージを伝えたのか。
 指揮官は、「もうだいぶしゃべったんで何をしゃべったかも忘れて忘れましたけど」と会場を和ませたうえで、選手に感謝の言葉をまずは伝えたという。

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