■岡山戦に向け“上積み”となる奥山政幸
戦力面で言うと、前回の対戦でなかった強みがJ1のFC町田ゼルビアから夏に加入した31歳の奥山政幸だ。終盤戦は左サイドバックのスタメンに定着し、バックラインの守備を安定させながら、攻撃では相良竜之介や中島元彦をサポートしている。長崎戦では相手のキーマンであるマルコス・ギリェルメを完封し、早期交代に追い込んだ。
岡山戦は非対称のシステムで、右ウイングバックの本山遥、右シャドーの木村太哉を同時に見る構図になるが、ここで主導権を取ることができれば、シーズン13得点の岩渕の危険性も半減させられる。
J2上位の高強度を誇る岡山に対して、引きすぎずに耐えながら、自分たちのボールを生かして、相手陣内のサイドに起点を作って行けるか。相良はもちろん、右サイドの郷家友太が高い位置でボールを持てれば、前線の中島やエロンも前向きにボックス内を狙える。そこから長崎戦でも見せたような相良と中島のポジションチェンジなど、アタッキングサードの流動性を存分に生かして、田上が統率する岡山の屈強な3バックの両脇を攻略していきたい。
(取材・文/河治良幸)
(後編へ続く)