2026年北中米ワールドカップ・アジア最終予選が11月19日に行われ、日本代表が3-1で中国代表に勝利した。その3点目が「美しい」と話題となった。
通常よりもわざと狭いサイズに設定されたピッチに苦しみ、前半途中まではなかなかシュートまで持ち込めなかった。だが、チームに焦りはなかった。前半39分、MF久保建英が蹴った左サイドからのコーナーキックを、1トップでスタメン出場したFW小川航基が頭で合わせて先制点を奪うと、前半アディショナルタイムには今度は右サイドからのCKをMF伊東純也が蹴り、DF町田浩樹が逸らしたボールにDF板倉滉が飛び込んで2点目を奪った。
後半立ち上がりの3分に一瞬の隙を突かれて失点して1点差とされたが、それから間もない後半9分だった。左サイドのMF中村敬斗からの長いサイドチェンジのボールをMF伊東純也が受ける。一度、後ろの久保に預けた後に再びパスを受けた伊東は、鋭いキックフェイトで相手をかわしてからファーサイドへ柔らかいクロスを送った。
その美しい軌道のクロスの先には、先制点を奪ったFW小川がいた。ゴール前で動き直しながら相手DFのマークを外してフリーになっていた小川は、高いジャンプからの完璧なヘディングシュートでゴールネットを揺らした。