15日のインドネシア戦(ジャカルタ)で小川航基(NECナイメンヘン)がスタメン出場し、先制のオウンゴールに関与したのは周知の通りだが、上田綺世(フェイエノールト)と小川に代わるFW大橋祐紀(ブラックバーン)にわずかながら出場チャンスが与えられたのも、1つ前向きなトピックスではある。
大橋がピッチに立ったのは後半34分。プレー時間はロスタイムも含めて15分程度ではあったが、28歳の遅咲きFWにとっては念願の舞台だったに違いない。
「このピッチに立つことを意識してきましたし、出番をもらえたことにすごい感謝してます」と本人も感慨深げに語っていた。
大きな見せ場だったのは後半39分。同じタイミングでピッチに立った旗手怜央(セルティック)のロングパスに反応し、相手GKと1対1になったシーンだ。最終的にはオフサイドになってしまったが、大橋の動き出しの速さやゴール前の鋭さが垣間見えたシーンだったと言っていい。
「(オフサイドを感じた?)ライン駆け引きしながらだったんで、逆サイドは見えてないので分からないですけど、ああいった形をどんどん増やしていければいいなと思います」と彼も具体的なイメージを描くことができた様子だった。