■再びの黒星先行
試合はそのまま1-3で敗れ、ホームのとどろきスタジアムで、鹿島に9年ぶりとなる黒星を喫した。3月に敵地でも逆転負けしている川崎は、昨シーズンまで8年間にわたってリーグ戦で12勝4分けと無敗を続けるなど、お得意様としていた鹿島に2010シーズン以来、実に14年ぶりとなるシーズンダブルも許した。
開幕から苦戦を強いられてきた今シーズンを振り返ってみても、同じチームにホーム、アウェイともに負けるのは初めて。リーグ戦の通算成績も11勝11分け12敗と再び黒星が先行し、特に28分までに3失点を喫した前半の戦い方に課題を残したのと引き換えに、攻撃面での可能性を感じさせる新たなペアが産声をあげた。
(取材・文/藤江直人)