■試合内容としては「圧倒的だった」
後藤「今回の第1戦はサウジアラビアのジッダが会場だったから、ヨーロッパの選手は移動距離が短かったんだよね。わりと早い時間に集合できて、トレーニングできた。すごく暑いところで強い相手と試合をしてから移動してきたんだから、今までとは違う特殊事情があったのは確かだよね」
大住「そういう疲労がチームにあることについては、森保一監督も分かっていたと思うんだけど」
後藤「その疲労がどこまでプレーに響くかというのは、やってみないと分からないことだから。結果論としては、フレッシュな選手でスタートしたほうがよかったのかもしれない。サウジ戦の後にも、そんな話をしたよね。2列目にはフレッシュな選手を先発させたほうがいい、とかさ」
――結果として負けませんでしたし、何かポジティブな要素は見つかりましたか。
後藤「圧倒的に試合を支配したわけだから、明らかに日本には力があるなという印象だけど」
大住「オーストラリアを相手に個人の1対1でも勝っていたし、囲い込みでも圧倒的に強かった。本当に、悪くはなかったんだよね」
後藤「そうそう、ただ疲れているから動きがうまくいかなくて点を取れなかっただけ。試合内容としては圧倒的だったでしょ」
大住「でも、ボールを持つことがサッカーの目的じゃない。チャンスをつくって点を取らないと」
後藤「チャンスはけっこうつくっていたじゃないですか。最後のフィニッシュまでいけなかったけど」
大住「その他でポジティブだったのは、イエローカードがなかったことくらいかな」