■「大幅にターンオーバーすることがもしかした正解かもしれませんけど」

 続けて、「時間が少ない中、コンディション的に言えば大幅にターンオーバーすることがもしかした正解かもしれませんけど、トレーニングでまたゼロに戻してイチから初めて、原則的なところから始めてやることが勝利の確率を上げられるかというと、今回これまでの最終予選に関してはできるだけ選手を替えずにプレーしたこと、そして前の試合で経験したことを積み上げとして次の試合に生かしていけるようにということで考えています」と意図を明かしている。
 代表チームにとって、練習時間の少なさは世界共通のテーマである。通常、3日前から練習を開始するが、所属チームの試合や移動方法によって必ずしも全員揃うわけではない。その中で、基本的な確認にとどまらずに上積みをしたいという指揮官の考えが、小幅な選手の入れ替えになったようだ
「オーストラリアはフィジカル的に強くタフな試合の中で、後半にチーム全体で疲れが出てきたところはあると思いますが、相手をもっときつい状態にはできたと思いますし、我々はきつくなってから交代枠一つ最後使えなかったいうところはありますが、交代枠でギアを上げて追いつくことができたというところは、体力的に落ちたということだけではなくて、チームとしては盛り返すことができたということも考えられるかなと思います」
 こうも話し、総合力で引き分けに持ち来んだとしている。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4