フランス・リーグアンが公式SNSでサッカー日本代表FW中村敬斗を「顔起用」した。中村とともにトップ5に並ぶ得点ランキングの顔ぶれを目にして、日本のファンが改めて胸を熱くしている。
今シーズンのリーグアンで、現在首位に立っているのは日本代表MF南野拓実が所属するモナコだ。世界中から名手を集めてきたパリ・サンジェルマンが勝点2差で追い、さらに3ポイント差で名門マルセイユとスタッド・ランスが食らいついている。
得失点差で4位につけているランスをけん引しているのが、伊東純也と中村という2人の日本代表であることは間違いない。中村は今、まさに好調の波に乗っている。
中村は昨季、オーストリア・ブンデスリーガのLASKリンツから完全移籍でランスに加わった。リーグ戦25試合に出場して、4ゴールという記録を残した。
その昨季残した得点数に、すでに並んでしまった。第4節に交代出場からゴールを決めると、前節には4試合連続となる得点をマークしたのだ。
その活躍ぶりはセンセーショナルで、すでにリーグ全体をも巻き込んでいる。その証拠が、リーグアンがSNSに投稿した得点ランキングだ。
4得点している中村は現在、得点ランキングで4位タイにつけている。並んでいるのは、パリ・サンジェルマンに所属するボルシア・ドルトムントやバルセロナといったクラブでもプレー経験があるフランス代表FWウスマヌ・デンベレだ。
それでも、リーグアンは「顔」に中村を選んだ。トップには、やはりパリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWが立ち、2位タイにはプライベートでの性的暴行容疑での逮捕を原因にマンチェスター・ユナイテッドを去ることになったものの、50億円超の移籍金で加わったマルセイユの若き背番号10らも挟んでいる。そうしたタレントを差し置いて中村の写真が採用された事実は、リーグ全体でも抜きん出た存在感があることを示している。