【森保ジャパンは10月の難敵2連戦をどのメンバーで戦うのか(2)】23人メンバーに4人のバックアップメンバーを追加。4バックの“オプション化”で、起用されない選手も出てくるが…の画像
サッカー日本代表の中国戦での先発メンバー 撮影:中地拓也

 10月シリーズとして森保ジャパンは、サウジアラビア、そしてオーストラリアと対戦する。強豪2チームとの対決は、今後を占うだけにどうしても勝利が欲しいもの。その2試合に、森保一監督は27人を召集している。

 今回のワールドカップアジア最終予選ではそれぞれで登録できる選手は23人。森保一監督は、「リスク管理として23人+4人のバックアップメンバー」と表現しており、「決まってはいないですけど、そういうくくりでやっている。今後の戦力となりうる選手、伸びしろのある選手も呼んでいる」と説明している。
 さらに、「バックアップをスタートから完全に決めていることはなく、だいたいの構想はありますけど、トレーニングとコンディションを観て最終的に決めている」とも話してフラットに選手起用することを強調。一方で、「予算はありますけど、協会がバックアップしてくれるのはありがたい」と、サッカー協会がバックアップしたうえでの“戦略”であるとしている。
「9月の活動は、最後にちょっとけが人が出たところで、試合には支障がなかった。それはバックアップの選手を帯同させているので、23人のメンバーを欠くことなく、我々は試合に向けて勝利に向けて、ベンチ入りしてもらいながら、勝つ可能性を上げている」
 こう現実的なメリットを話し、
「未来に向けての戦力アップと言う意味でも、選手を召集させていただいている」
 とも感謝して、長い目で見ても、プラスになることが多いというわけだ。

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