■森保監督も感謝の言葉
そんな会見の最後だった。最前列に座っていた現地メディアの男性が、「ラストクエスチョン」という言葉とともに、マイクを手渡される。
そして、「質問の前に」と前置きをして、「日本の選手の皆さん、スタッフの皆さん、サポーターの皆さん、ようこそサウジアラビアにいらっしゃいました」と歓迎の言葉を述べたうえで、「サウジアラビアのジェッダでのスタジアムでは日本は勝ったことがありません。サウジアラビアのサポーターが6万人以上、明日来ますがどう思いますか?」と質問したのだった。
相手国メディアからの突然の歓迎に、森保一監督も応える。「まずは温かく、迎え入れて歓迎いただき、ありがとうございます」と感謝を口にしたうえで、「サウジアラビアとはお互いアジアを引っ張っていくライバル関係であり、アジアのサッカーの発展に向けて戦っていく中で、友好的な言葉をいただけるのはありがたいです。過去の結果は、我々にとっていいものではないですが、明日の試合はまた0-0から始まること、我々が厳しい戦いを覚悟して、勝利を目指して戦っていくために準備したい」と質問に答えたのだった。