【熾烈なJ1残留争い。“本命”5チームに加え、予備軍4チームの行方は (3)】川崎、京都、新潟、福岡も安全圏とは言えず……16位・柏レイソルは優勝争いの2チームとの試合をどう乗り切るかの画像
柏レイソル、川崎フロンターレ、京都サンガF.C.、アルビレックス新潟、アビスパ福岡は果たして 撮影:中地拓也
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 現在、16位の柏レイソルは8試合を残して、現在の勝点が34。磐田や湘南より有利な位置にいるのは間違いないが、夏場以降のペースを見ると、予断を許さない。天皇杯のラウンド16で神戸に敗れたあと、リーグ戦4試合で3敗1分と負けが混んでおり、特に残留争いのライバルである磐田にホームで0ー2と完敗したのが痛かった。

 前節はアウェーの鹿島戦で、粘り強く耐え抜いて、スコアレスドローで勝点1を獲得したが、日本代表FWの細谷真大が累積警告で、次節のセレッソ大阪戦に出られない。仮に柏が敗れ、他会場で磐田か湘南が勝利すれば降格圏に落ちる正念場で、踏みとどまることができるかどうか。

 頼りになるのは前回ホームでのセレッソ戦でも得点している10番のマテウス・サヴィオだ。今シーズンは左サイドハーフを主戦場としているが、細谷を欠くゲームで井原正巳監督はどう配置してくるか。細谷が代表帰りでベンチスタートだった磐田戦は夏に加入した垣田裕暉が、スピードのある小屋松知哉と2トップを組んだが、不発に終わった。鹿島戦でスタメン起用された木下康介も引き続き候補だろう。

 もちろんマテウス・サヴィオに頼るだけでなく、垣田や木下がここで結果を出せば、今後の戦いに向けても大きい。柏は優勝を争う町田、神戸との対戦も残しているが、どちらもホームゲームだ。

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