■「ボールを失わない」テクニックを披露

 一方、ベレーザで注目を集めたのも同じく17歳の眞城美春。この試合ではベンチスタートだったが、前半の41分に投入され、立ち上がりから浦和に押し込まれたベレーザの盛り返しを託された。

 そして、ピッチ上では相手に囲まれてもボールを失わないテクニックや類稀なパスセンスも披露した。

 後半開始早々、眞城が前のスペースに出したパスに鈴木陽が反応して抜け出して決定的なチャンスが生まれ、72分には右タッチライン沿いのポジションから、中央を上がってきた菅野奏音を見つけてさりげないパスを出してベレーザの攻撃を組み立てた。終了間際の88分にも、菅野からのパスをワンタッチで岩崎心南に落として最後のビッグチャンスも演出。

 ベレーザではさらに若い16歳の青木夕菜も登場した。

 WEリーグ開幕戦では、こうしてコロンビアの地で戦っているU-20日本代表よりさらに若い世代の選手も活躍したのだ。

 彼女たちが目指すU-17女子ワールドカップは、今年の10月から11月にかけてカリブ海の島国、ドミニカ共和国で開催される。

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