■多くの大会で対戦「宿敵」関係に…
日本とスペインは、最近は多くの大会で対戦しており、疑似的な宿敵関係になっている。
オリンピックの男子サッカーでは2021年東京、2024年パリと2大会連続で対戦。準決勝で対戦した東京大会では延長戦の末にスペインが1対0で勝利。パリ大会では準々決勝で対戦して3対0でスペインが圧勝した。
ただし、フル代表同士の戦いでは2022年カタール・ワールドカップのグループリーグで日本がスペイン相手に2対1で逆転勝利を収めている。
女子のほうもパリ・オリンピックではグループリーグ初戦で対戦。藤野あおばが先制し、その後、同点に追いつかれた日本が粘ってスペインの猛攻を凌いでいたものの、清水梨紗の負傷交代の隙を突かれて競り負けている。
ただし、男子と同様、女子もワールドカップでスペインを破っている。
2023年にオーストラリア・ニュージーランドで開かれた女子ワールドカップのグループリーグで、日本はスペインの猛攻を前にしっかりと守り切って、カウンターからなんと4ゴールを奪って勝利したのだ。
そして、U-20ワールドカップでは、過去2大会連続で日本とスペインは決勝で顔を合わせていた。
2018年のフランス大会では日本が3対1で快勝して初優勝を決め、2022年のコスタリカ大会では、同じ3対1のスコアで逆にスペインが日本を破っている(2020年大会は新型コロナウイルス感染拡大のために中止)。