■仙台は３戦勝利無しの藤枝に先制を許す
苦手意識が、スコアに表われてしまったのか。
Ｊ２リーグ第３１節が９月１４、１５日に開催され、４位のベガルタ仙台は１４日、１０位の藤枝ＭＹＦＣとのホームゲームに挑んだ。
藤枝とは過去３度対戦し、２分１敗と勝利がない。今日こそは、との意気込みは強かったはずだが、開始早々にビハインドを負ってしまう。ＤＦに簡単にロングパスを蹴らせてしまい、ＦＷ矢村健にＤＦラインの背後を突かれる。ＣＢ同士のマークの受け渡しがスムーズにいかなかったこともあり、至近距離からフリーでシュートを打たせてしまった。２試合連続得点中でリーグ４位の１１得点を記録している矢村を、こんなにも自由にさせたら失点は免れない。
その後もシステムのミスマッチに苦しめられる。３－４－２－１の２シャドーの一角をスタートポジションとする藤枝ＭＦ梶川諒太が、臨機応変な立ち位置を取ってくることでつかまえられない。右ウイングバックのモヨ マルコム強志が右サイドからゴール前へ侵入し、３バックの右ＣＢの久富良輔も持ち出したりしてくるので、つねにフリーの選手を作られてしまうのである。３０分にはワンタッチパスを連続してつながれ、梶川に至近距離から決められてしまう。なすすべもなく２点差とされてしまった。
