■「一発レッド」後もボールを支配し続けたが…
試合はホームのオーストラリアが7割がた支配する展開。しかし、4-4-2の布陣から時に右ウイングのアリ・マダンと左ウイングのモハメド・マルフーンが両サイドサイドバックの外側に下がって「6-2-2」のような形にして守るバーレーンの守備を崩しきることができない。後半32分にオーストラリアのFWイェンギが相手のノドあたりを蹴って退場になったが、それでもオーストラリアがボールを支配し続けた。
しかし、後半44分。バーレーンは中盤で右から左に展開し、左サイドバックのアブドゥラ・アルハラシが交代出場したばかりの左ウイング、マハディ・アルフマイダンに渡して内側を走り抜け、アルフマイダンからリターンボールを受けて突破。アルハラシは中央に走り込んできたFWアブドゥラ・ユスフに合わせようとしたが、これに対応しようとしたオーストラリアDFスッターの右ひざにボールが当たり、GKライアンの逆をついてゴールに吸い込まれて決勝点となった。