■5大会連続出場中の豪州は「ベスト布陣」

 2022年カタール大会までワールドカップに5大会連続出場を果たし、カタールではラウンド16に進んだオーストラリアは現在、冬。暖かなゴールドコーストのロビーナ・スタジアムを選んでインドネシア戦を迎えた。気温20度。まず申し分ないコンディションだった。キックオフは現地時間午後8時10分。日本とは1時間の時差があるので、「オーストラリア×バーレーン」は30分ほどキックオフが早かった。

 監督はグラハム・アーノルド。2018年のワールドカップ・ロシア大会から指揮を執っており、経験は豊富だ。GKマシュー・ライアン(ASローマ)、巨漢DFハリー・スッター(シェフィールド・ユナイテッド)、MFマーチン・ボイル(ハイバーニアン)、FWクシニ・イェンギ(ポーツマス)などほぼベストの布陣がそろい、期待は高かった。

 対するバーレーンは、今年1月のアジアカップラウンド16で日本に1-3で敗れたチーム。監督がクロアチア人のドラガン・タライッチに代わり、選手の顔ぶれはアジアカップ時から大きく変わっていた。

 左利きのFWコマイル・アルアスワド、右ウイングのアリ・マダン、左ウイングのモハメド・マルフーン、左サイドバックのアブドゥラ・アルハラシ、GKエブラヒム・ルトファラハなどの5人ほどを除くと、ナイジェリア出身の右サイドバックビンセント・エマニュエルなど、アジアカップ時にはチームにいなかった選手が数多く入っているのである。

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