■日本以外で「複数得点」を取ったチームは…

 だが、9月5日にアジア全域で一斉に行われた「最終予選初戦」全9試合を概観すると、「日本×中国」がまったくの例外であり、この予選が非常に厳しいものであるというスタート前の予測どおりであることがはっきりする。

 日本を除けば、残りの17チーム中、複数得点を取ったのはたったの1チーム、「アジア王者」のカタールをアウェーながら3-1で倒したUAEだけなのだ。他の16チームは、1得点が9チーム、無得点が7チーム。9試合中1-0の結果が4試合、1-1の引き分けが2試合、0-0の引き分けが1試合だった。

 そうしたなか、日本と同じC組ではオーストラリアがホームでバーレーンに0-1で敗れ、サウジラビアはやはりホームでインドネシアと1-1で引き分けるというショッキングなスタートとなった。さらにB組では、韓国がホームでパレスチナから得点を奪うことができず、1-1で引き分けているのである。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5