9月4日、JリーグYBCルヴァンカップ プライムラウンド 準々決勝 第1戦の4試合が各地で行われ、川崎フロンターレはヴァンフォーレ甲府と対戦。この試合の決勝点が称賛されている。
ルヴァンカップのタイトルを目指して、ベスト4に進出するための重要な一戦が行われた。ベスト8に進出した唯一のJ2勢が甲府で、ホーム&アウェイで叩く準々決勝の初戦を、まずは等々力で迎えた。
川崎はアウェイでの北海道コンサドーレ札幌戦から中2日ということで、選手を8人変更。数少ない連戦組の脇坂泰斗と、フレッシュな遠野大弥の鮮やかでテクニカルなコンビで、決勝点を奪った。
それは、前半27分の場面だ。川崎のロングボールにエリソンが反応するも、相手GKが出てきてなんとかはね返す。しかしボールは、ペナルティエリア内の左にいた遠野大弥の元へとバウンド。遠野はすかさず左足のダイレクトで中央へ送る。相手GKがピッチに横たわる状況で、冷静に中央にいた脇坂泰斗へボレーでの浮き球パスを放ったのだ。
脇坂はシュートを放つかに思われたが、右足で冷静に戻す。その軌道の先には遠野。オシャレパスを送っていた背番号17は、ボールを地面に叩きつけるようにして、ゴールネットを揺らしたのである。